【史跡散策】自らの足で幸福を手にいれろ!~アキバの聖地「秋葉山本宮秋葉神社」を登ってみた(後編)
- 2023/11/06
※前編をご覧になられてない方は、【史跡散策】秋葉山本宮秋葉神社(前編)を先にご覧ください。
【目次】
次は自動車道をロードバイクで登る
先ほどの参道から見ると、山の反対側に自動車で登れる林道があります。この林道は登り始めたらゴール(上社)まで下りどころか平坦区間も一切ない、ひたすら斜度10%の坂を上り続ける道です(要するに自転車だと滅茶苦茶キツイということです)。
ひたすらキツい自動車道
参道同様に眺望無しで“ただひたすら登る”だけ。「苦行」
この言葉がぴったりな道でした。
「幸福を得るためには、こんなに苦労しないといけないのか・・・」
徒歩による登山よりもはるかにキツく感じました。
なお、所々道幅が狭い区間があるため、自動車同士もすれ違いは苦労しているようでした。
自動車道沿いにある"裏参道の鳥居跡"
スタートから5.5kmほど進むと、道路左側の林の中に休憩用のベンチとテーブルがあるちょっとした空間があります。ここは旧裏参道の鳥居(三十丁目鳥居)の跡地です。この鳥居は銅で出来ていたようですが、昭和十九年に銅を供出するために解体されてしまったそうです。
自動車道のゴールには大鳥居と巨大な狛犬
自動車道のゴールは広々とした駐車場です。そして、そこには大きな鳥居と狛犬が建っています。「さすが、秋葉神社の総本社!」
と思わせる貫禄です。
ここから“幸福の鳥居”や本殿までは石段を10分ほど登ります。(私は自転車を担いで登りました)
新しい神門の四神は必見
石段を登っていくと平成17年にできた新しい神門"西ノ閽の神門"が見えてきます。徒歩で登った参道の神門に負けないくらい見事な四神の彫刻は必見です!
それにしても、苦行の末に見る"黄金の鳥居"の神々しさには、疲れも吹っ飛ぶくらいの感動を覚えました。
無事に上社を参拝
兎にも角にも、2通りの方法でともに上社へ到達。絶景に心がはやりますが、まずは神様に感謝の気持ちを伝えに行きましょう。ここが全国にある秋葉神社の総本社にして、アキバの聖地だと考えると、非常に感慨深いものですね。
現在の本殿は昭和61年に造られたもので、とても綺麗ですね。
果たして“幸福”は手に入れられたのか!?
徒歩でも自転車でも無事に帰ってこれたことが一番の幸福でしょうか。さらに、下社の近くにある超人気店“魚松”(浜松市天竜区春野町堀之内)さんに行けたことが、この日最大の幸福ですね。
このように苦労して達成感を得ると、実は何気ない日常の出来事に“幸福”を感じることができます。
これこそ真の幸福であり、秋葉山本宮秋葉神社のご利益でもあるのでしょうか。
体力に自信のある方は、ぜひチャレンジしてみて下さい!
※徒歩による登山は初級者でも大丈夫ですが、自転車についてはロードバイク初級者はやめておいた方がいいです。
★秋葉山本宮秋葉神社 登山データ★
- <徒歩> 約5km
- 登り:(移動時間)1時間44分 (経過時間)2時間8分
- 下り:(移動時間)1時間21分 (経過時間)1時間34分
- <自転車> 約7.5㎞
- 登り:(移動時間)49分 (経過時間)50分
- 下り:(移動時間)15分 (経過時間)16分
【参考資料】
- 秋葉山本宮秋葉神社HP
- 静岡県HP しずおか遺産 『秋葉信仰と街道』
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