“戦国の近江”をテーマにしたシンポジウム「近江戦国史Ⅱ・関ヶ原合戦と近江」を開催
- 2016/11/02
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【投稿】戦ヒス編集部
滋賀県は、“戦国遺跡の宝庫”と呼ばれるその地域の魅力を発信するために「近江戦国史Ⅱ・関ヶ原合戦と近江」と題したシンポジウムを、平成29年1月29日(日)、江戸東京博物館(墨田区)で開催します。
当日は、第一部として「関ケ原の合戦」をテーマに國學院大學の矢部健太郎氏を講師にお招きして、合戦の前後に近江へも拡大していた戦線について学んでいただきます。第二部では、「豊臣近江から徳川近江へ」と題し、合戦後の近江における勢力図の転換について解説し、日本史の上ではもちろん、近江の歴史にとっても大きな画期となった合戦であったことを紹介します。
また、最後に登壇者によるパネルディスカッションも行われる予定です。
関ヶ原の合戦は、慶長5年(1600)9月15日、近江と美濃の国境近くの関ヶ原で徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が激突した天下分け目の戦いです。近江地方では、その前哨戦として大津城を舞台に激戦が繰り広げられ、合戦後は石田三成の居城佐和山城が攻撃を受けるなどしました。また、関ヶ原の合戦を前後して近江の勢力配置は、豊臣近江から徳川近江へとその性格が変化しています。
東京でのシンポジウムは、今年の1月に開催され好評を博した「近江戦国史 乱世から統一へ」につづく今回が二回目となります。滋賀県ではこれからも県外の方々に近江の古戦場や城郭跡を訪れ、歴史に思いをはせていただけるように「戦国の近江」の魅力を発信していきます。
※国宝「彦根城天守」
関ヶ原の合戦後、石田三成の旧領を与えられた井伊家が、佐和山城を廃して築いた城。徳川氏による近江支配の拠点であるとともに、いまだ大坂で勢力を誇る豊臣氏をにらむ最前線の要衝でもあった。
<「近江戦国史Ⅱ・関ヶ原合戦と近江」開催概要>
【日 時】平成29年1月29日(日)13:30~16:30 開場12時30分
【場 所】東京都江戸東京博物館ホール 〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
【内 容】
1、第一部
タイトル:「関ヶ原の合戦」
時間:13:30~14:20
講師:矢部健太郎氏(國學院大學)
2、第二部
タイトル「豊臣近江から徳川近江へ」
時間:14:20~15:05
講師:松下浩(滋賀県教育委員会事務局文化財保護課)
3、パネルディスカッション
タイトル:「関ヶ原合戦と近江」 時間:15:25~16:25
パネラー:矢部健太郎氏・松下浩
コーディネーター:畑中英二(滋賀県教育委員会事務局文化財保護課)
【主 催】滋賀県教育委員会
【後 援】公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
【参加費】無料
【定 員】400名(事前申込先着順)
【参加申込方法】
電話もしくは、FAX・メールに住所(都道府県まで)・氏名(ふりがな)・連絡先(携帯電話推奨)をお書きの上、下記までお申し込みください。
申込締め切り:平成29年1月26日(木)午後5時
【参加申込み・問い合わせ】
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課城郭調査係
〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678 城郭調査事務所
TEL0748-46-6144 FAX0748-46-6145 E-mail [email protected]
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課 TEL077-528-4670~4675
http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/ma07/20161028_1.html